ロモロ・マルチェリーニ監督、インスティトゥート・ナッチヨナル・ルーチェ、147分。1960年第17回夏季オリンピック ローマ(イタリア)大会の記録映画。
映画は永遠の都ローマの代表的風景が映し出される。バチカン、コロッセオ、パンテオン、聖天使城などの他、イタリア文明館も映される。昔の映画にはよく出てきた建物である。
選手入場では、日本選手団の時、次回が東京開催と決まっているので、日本が試されると言っている。本作は東京大会を控えているせいか、日本人が良く映る。特にこの映画ではそれまでのオリンピック記録映画にあまり取り上げられていない(そもそもなかったのか?)室内競技が多く記録されている。重量挙げの他、体操も尺を取り日本人選手が良く出ている。
オリンピックの一大種目はマラソンであろう。本作でも最後に長尺で取り上げているが、やはりアベベである。全く無名だったエチオピア人の裸足の走行をカメラは追いかける。まさに一躍英雄になったアベベの栄光の記録が映されている。
最後の閉会式では電光掲示板にTOKYOの文字が浮かび上がる。
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