1950年代後半の有名なスタークウェザー=フューゲート事件にヒントを得ている部分がある。ただそれは若い男女二人の殺人行、初めの方で女の義理の親を殺すところくらいか。より直接的に映画化とされている「地獄の逃避行」ほどでない。「カリフォルニア」も少し似ているが、同作で女役をやったジュリエット・ルイスは、本作でもやはり女の役である。この人は狂った女をよく演じている。
殺人を繰り返し、捕まる。しかしそれで映画は終わりでなく、刑務所内でも殺しをし、それが引き金となった暴動で二人は逃げる。
映像も工夫を凝らしている。暴力的な場面が多く、これほど文部省推薦から離れた映画はないといっていいくらいである。
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