スウェーデン映画、ボー・ヴィーデルベリ監督、101分、白黒映画。
地方都市に住む青年の生活、悩みを描く。
1930年代末期、地方都市の低所得層用の住宅に住む青年、まだ未成年である。
父親は絵に描いたようなぐうたら、ろくに仕事もせずのらくらしているだけ。母親はそんな夫に苦労させられている。青年は作家志望で小説を執筆している。出版社に送る。連絡がありすっかり出版されるものと思い、家族の期待を背負いストックホルムへ行く。しかしあては外れる。帰ってきた際には出版社員の悪口を散々言う。後にそれは本当でなく自分の無知ぶりで恥をかいただけと告白する。
恋人がいて関係を持ち妊娠させる。結婚の日取りも決まる。
父親から母親がかつて浮気したと聞かされ、母親を軽蔑する。しかし後に母親から真相を聞く。
友人がストックホルムに行く、ついてくるかと言われ、拒否する。しかし帰宅後、思い立ち、出発の準備をする。驚いた母親が聞く。親が嫌になったのか、婚約者はどうするのか。青年はわかっていないと答えるだけ。何も理由を言わない。しまいには母親は父親の方がましだ、お前はひどいという。駅に向かう青年で終わり。
主人公の青年には感情移入しにくい。環境がひどいとはいえ、何も説明せずに婚約者を捨てて行動するような者は映画でもあまりみたことない。
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