エイカー『幸福優位7つの法則』高橋由紀子訳 2011

 

いわゆる自己啓発本。成功しなければ幸福になれない、という発想でいたらいつまでも幸福になれない。まず幸福になる、そうすれば成功につながると説く。

前向き、積極的、楽観的に考える。友人や家族といった人間関係の充実が大切という。理屈だけ並べれば、当然のことばかりかもしれない。

実践がどれだけできるかにかかっているだろう。この中でやり遂げるべき、と頭で考えても中々実行できず、易きに流れる。そういう経験は誰にでもあるだろう。これは一度にまとめてやる、と考えずに少しずつ、身の回りのことから徐々に攻めていくという方法を提案する。

英会話上達法と同じで何冊読んでも大体同じことが書いてある。それで新味なし、だめだと言って斬り捨てているだけでは何もならない。少しでも実践に移せるか、が問題である。