『ファーゴ』で有名なコーエン兄弟による映画。喜劇映画である。
映画はジョン・マルコヴィッチ扮するCIA局員が馘首の通知を受ける場面から始まる。彼の妻である医者は、連邦保安官のジョージ・クルーニーと親密な仲になっている。クルーニーの妻は絵本作家である。
フランシス・マクドーマンドはスポーツジムに勤めており、ブラッド・ピットは同僚である。ジョン・マルコヴィッチの回想のメモが入っているCDをマクドーマンドが入手したことからピットと組みカネをとろうとする。まずマルコヴィッチに交渉する。相手にされないとロシヤ大使館に持ち込み買い取ってもらおうとする。美容整形のため大金が必要だからだ。
クルーニーは多くの女を相手にし、その中には交際クラブを通じて知ったマクドーマンドもいた。マクドーマンドの勤めるジムの経営者は彼女に気があるが、相手にしてもらえない。マルコヴィッチの妻は夫に愛想をつかしクルーニーと再婚する気でいる。そしてクルーニーの妻も実は恋人がいるとわかる。
このように男女の仲が錯綜しており、CDを巡って手違いで死んだり殺人が起こる。
映画として飽きさせないし、最後まで次の展開を楽しみながら観ていける。
しかし映画として傑作かと言うと、それほど高い評価はつけられないだろう。無理な設定や不自然なところがあっても映画だし、全体として楽しめればそれで良し、と普通は思っている。
しかしこの映画は観終わって、無理な話だと感じてしまうのである。豪華な出演陣が見ものの映画だろう。
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