ベルギー映画、サヴィナ・デリクール監督。
少女の父親捜しの映画である。
十代半ばの主人公の少女は、父母、妹と暮らしている、父親は生さぬ仲と知っており、母親とはそりが合わない。自分の本当の父を知りたいと思っている。
たまたまストーカーと思われるような中年の男が近所に来る。みんなで問い詰めると私立探偵とわかる。
かつてその中年男は少女の母親と関係を持ったことがあり、少女を自分の娘でないかと疑っている。知らない少女はその私立探偵に自分の本当の父親捜しを頼む。
話が進んでいくうちに少女もさすがに感づき始める。真相、終わり方については少し工夫がしてある。
自分を生んだ父が誰かは母親ほどはっきりしていない。だから映画の題材になり得る。他の映画でも扱っていた。なお題名の『猫はみんな灰色』とはイギリスのロックバンド、ザ・キュアーの曲であり、英語の慣用句で見方によって変わる、という意味もあるらしい。
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