フィンランド映画、ユホ・クオスマネン監督、白黒映画である。
タイトル戦に挑む拳闘選手を記録映画風に描いた作品。
1962年のフィンランド、主人公オリ・マキはパン屋で拳闘選手である。アメリカのチャンピオンを自国に迎え、タイトル戦を行なう。
映画はその戦いに備えトレーニングに励み、また減量する主人公を記録する。国を挙げて期待の中、当然、主人公はプレッシャーに悩む。
恋人との結婚を望み、常に傍に恋人がいないと落ち着かない。支援者をそっちのけで恋人に電話する。トレーニングを放り出し、恋人がいる地まで遠出する。しかも減量は思ったように進まない。指導兼トレーナーは怒る。
結婚を承諾してくれた恋人と指輪を買いに行き、将来への夢は膨らむ。
試合当日になる。なんとか減量は合格する。そして試合に臨む、
拳闘映画は有名な作品もあるが、本作品は実録風でごく普通の人間を描いていると感じさせる出来。
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