リトアニア=ルーマニア映画。リナ・ルジーテ監督。
スタントマンの父親、医者の母親、少女の3人家族。映画の撮影で家を長期間空けることが多い父、しかも危ない仕事で母親は嫌がっている。娘は自分の世界に閉じこもり、特に母親に対して距離を置いているように見える。
両親は別れる選択もありうる。父親が家にいない際、母親はかつての友人とゴーカートに娘を連れていく。娘は勝手にどこかに行ってしまい、行方不明になる。警察に届ける。たまたまその警察に保護されている娘を見つける。警察によると娘は自分は孤児だと言っているそうだ。父とともに娘を連れ返しに行く。
父親が映画の仕事で、また長期に家を空けると言う。母親は友人と会った後、家に戻ると汚水が溢れている。いつの間にか父親は帰っており、不機嫌に掃除をしている。母親が父親に、娘を連れてこのひどい家から少しの間で出ていろと言う。自分が掃除するからと。その後、母親はテレビのニュースで、父娘が行ったはずの施設が崩落したと知る。あわてて施設に駆けつけようとする。
心が通い合わない家族を描いた映画であり、そういう意味で今回のEUフィルムデイズの特集の中ではかなり普遍性を感じさせる。
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