2015年10月20日火曜日

砂糖菓子が壊れるとき 昭和42年

今井正監督、若尾文子主演によるマリリン・モンローの生涯の翻案映画化、総天然色。

若尾扮する売れない女優はたまたま老映画プロデューサー(志村喬)に会う。彼から見初められ、結婚と引き換えに全財産を贈ることを提案される。財産狙いと言われることを嫌がり断る。すぐに志村は亡くなる。その後、若尾は映画女優として成功し、引っ張りだこになる。自分の学問のなさに劣等感をいだき、大学教授(船越英二)に惹かれるが強要されると拒む。その後有名野球選手(藤巻潤)、作家(田村高広)などを虜にし、結婚離婚を繰り返す。

ここはマリリンのあの挿話のところか、と思いながら見ていく映画である。

正直、今井正、若尾文子の両名の映画としては、それほど出来は良くないと思う。映画の与える感銘が薄いのは大筋がわかっているからだけでなく、なんとなく精彩を欠く感じを与えるからか。それでも有名俳優たちが多数出ているので一見の価値はある。

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