若い王子がハイデルベルクに遊学する。そこで知り合った宿屋の若い娘との恋。やがて王子は国務のため帰国し、王に就く。何年かしてハイデルベルクに戻り娘に再会する。若い日のときは深く自覚せずに済んだ、身分の違いを今更ながら確認する。
いわゆる身分違いの恋を描いた古典をイメージとおり情緒豊かに描いている。
原作であるマイヤーフェルスターの『アルト・ハイデルベルク』は小説版を若い時、角川文庫で読んだ。Amazonで検索したら今は絶版になっているようだ。ただし表紙の画像が載っていて懐かしかった。
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