2023年6月19日月曜日

谷岡一郎『社会調査のウソ』文春新書 2000

ここではマスメディアに多く掲載されるアンケート結果の類に留まらず、官公庁や学者の出す調査についても問題がある、統計学的に意味がないものがあると指摘している。

確かにアンケートの結果が載っていても、どうして調べたか何も記述がないと、信用できない気がする。本書では世の中に出回っている調査結果なるものがいかにいい加減かを沢山の例を挙げて糾弾している。

それにしてもなぜそのような間違いが今に至るまで続いているのか。統計の基礎について世の中があまりに無知で、それで困っていないらしい。正直なところ、将来改善されるであろうか。不適当や無知がいくら経っても直らないのは、世の中がそれを是認しているからか。

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