ルキノ・ヴィスコンティ監督の処女作、140分、白黒映画。
何度も映画化されているケイン原作『郵便配達は二度ベルを鳴らす』が元である。
街道沿いの食堂に機械工が寄る。そこの主人は中年男で、妻は若い。毎日単調で年上の亭主にうんざりしている。若い男は魅力的だ。男は車の修理などで腕を見せ、そこの店に雇ってもらう。主人のいない隙に男と妻はよろしくやっていた。
男は繋がれた生活に嫌気がさし、女に一緒に旅に出ようと誘う。女は渋る。男の魅力についていくことにした。しかしながら安定した生活に未練のある女は男と別れ、戻る。
男は別の男に会い、一緒に旅をする。祭りをやっているようなところで、あの主人と妻に再会する。主人はのど自慢に出て賞をもらう。男はまた店に戻る。
妻は男と一緒になりたい。亭主が邪魔である。男と協力して亭主を事故死に見せかける。これで店と男がものになった。女は喜んで働く。しかし男は死んだ亭主の影が見える店に関心がなく、別の若い女と懇ろになっていた。その頃、以前の亭主殺しの真相を警察がつかむ。警察が嗅ぎまわっているのは、別の女に気を移した自分を恨んでいる女のせいかと思っていた。女から妊娠していると聞かされまた愛するようになる。
追ってくる警察の車を逃れ、高速で飛ばす。事故が起こり女を死なせる。
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