ヴィルヘルム・プラーガー監督、ルーチェ=ウーファ、192分、無声映画。
1928年の第9回夏季オリンピック
アムステルダム(オランダ)大会の記録映画。
初期の無声映画によるオリンピック記録映画である。1912年ストックホルム大会の記録映画上映時と同様に、松浪稔東海大学教授の解説付き上映が国立FAで行なわれた。(12月3日)
織田幹雄と鶴田義行の両名が金メダルを獲得した大会。人見絹枝も参加し、800m競争で銀メダルを取り、その映像も明瞭ではないが記録されている。
乗馬の映像が長い。オリンピックはアマチュア精神によるとされていたが、別の見方をすれば余裕のある貴族のスポーツと縁が深い。競技の乗馬の選手はほとんどが軍人であった。将校軍人にとって乗馬は必須の技能である。その将校軍人は貴族がしていた。乗馬はこのように初期のオリンピックでは重要視されていた競技であった。
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