主人公の菅原文太が生まれた川崎、母親は初めは娼婦、次に屋台引きをしていたが事故で死ぬ。愚連隊になった菅原はやくざの一人を刺し刑務所入りになる。
出所してみると経済成長による街の変貌ぶりに驚く。小池朝雄に声をかけられ、昔の仲間と共に街をのし歩く。以前刺したやくざの組と問題を起こし逃げていると、相手の組の組長(安藤昇)に救われる。他人の下になるのを嫌う菅原だが、安藤の配下の組になる。
敵方のやくざは関西から大物のやくざの組長を呼ぶ。菅原はこの組長もものとせず挑発さえする。
敵が関西勢と組んだのを見て、安藤は先手をうち、敵やくざを一掃する。関西の大物と会い、今までの敵やくざの島は渡すから、手打ちにしようと持ち掛ける。相手の会長は条件がある、それは菅原一味を処理する、と返事した。もはやこれまでと小池は逃げるが、やられる。菅原は廃工場に残りの手下と立てこもるが、周りを囲んだ相手から、若い者を道連れにする気かと諫めされ、出てくる。その場に駆けつけた情婦と共に銃撃をくらい斃れる。
ただ反抗だけして死ぬという生き方に、共感する観客が当時は今よりいたのであろう。
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