2022年4月16日土曜日

アンチ・クライスト Antichrist 2009

ラース・フォン・トリアー監督、丁独仏瑞伊波、104分。ウィレム・ダフォーとシャルロット・ゲインズブールが夫婦役で出演。

プロローグ、エピローグを挟んで4つの部分から成る。最初は雪の降るモノクロ場面。夫婦二人は抱き合っている。その間、幼児が窓を開けそこから落ちる。
映画の残りは子供を亡くした夫婦の後悔、それが昂じておぞましい行為に出る妻と、夫の対処である。精神が異常をきたしたかと思われる妻に夫は治療を試みようとする。妻は夫をつなぎ留めておく狂気の所業に出る。夫のすねに穴を開け、そこに丸い砥石を金属製のねじで留めるのである。
更に夫を殺そうとするのだが、夫は逆に妻を倒す。強烈な場面が続くのが夫婦の営みの中で行なわれ、二人の局所は平気で映し出される。もちろん日本の上映ではぼかしである。
ヨーロッパの映画では日本では絶対に映さない、局所を平気で出すが、映画全体が異常な狂気の世界であるから、余計驚いてしまうのである。

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