女暗殺者を描く東映VシネマのXXシリーズの第2作、久野真紀子主演。
キリスト教会に本拠を置く悪の集団によって暗殺者として育てられた女主人公、その主人公が恋に落ちて変わっていく。『ニキータ』を思わせる枠組みである。
標的の本人だけでなく、居合わせた者凡てを殺害する冷酷極まる殺人鬼である。殺人現場を写した写真家を追いつめる。普通ならすぐ殺すはずである。ところが説得されて気を変える。更に写真家と恋に落ちる。この辺り説得的でないのだが、ともかくそれ以来二人は悪の集団から逃れる。その写真家は殺される。悪の集団の本拠地教会に乗り込む。育ての親から少女の時、殺した男は父親だと聞かされる。悪人の育ての親は倒すものの、他の悪人どもが迫ってきた。
映画だから不自然なところがあってもしょうがないが、この映画で一番気になったのは、女暗殺者が恋に落ちる写真家が全く魅力的でないところである。ジョニー大倉といって他の映画でも見たことがあるが、若い女がすぐ好きになる男に全く見えない。無名の素人のような男でよいから二枚目を使って欲しかった。
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