丹波篠山で塾の講師である仲村は、かつての教え子を捜しに上京する。その子の祖母が危篤で連絡が取れないためである。
なかなか足取りはつかめない。あるバーへ行く。そこのマダムはかつて中村が学校教師だった時の教え子で、関係をもち結婚もしたのだが別れてしまった女である。長い間疎遠であった。捜している女の子は誰かの愛人になっているらしい。更にある男は捜す仲村を叩きのめす。男は仲村を首にした学校経営者の秘密を握り、ゆすっている。女の子のパトロンもその一味である。仲村は馘になった学校へ行き、真相を探ろうとする。経営者やパトロン、暴力的な男と立ち回りになる。一方、久しぶりに会ったバーのマダムとはよりを戻す。
かつての教え子で一旦は結婚したマダムとの再縁はわかりやすい。ただ女の子を巡る展開は複雑で正直わかりにくい。
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