刑事マルティン・ベックシリーズのうち、第7作、『唾棄すべき男』の映画化。
このシリーズは警察署で事件を捜査する話であり、中年刑事マルティン・ベックは出番が多いものの、彼だけが際立った物語ではない。
入院中の警察官が短剣で惨殺される。被害者を調べていくとかなり問題ある警官と分かった。恨みを買って不思議でない。多くの問題ある過去のうち、10年前、被害者とその部下の不適切な措置で、女を死なせた。その夫が浮かび上がる。
入院中の警察官が短剣で惨殺される。被害者を調べていくとかなり問題ある警官と分かった。恨みを買って不思議でない。多くの問題ある過去のうち、10年前、被害者とその部下の不適切な措置で、女を死なせた。その夫が浮かび上がる。
映画の後半は、ストックホルムの市街地で、犯人が屋上から警官を標的に狙撃する。何人も被害者が出る。何とか捕えようとマルティン・ベック自身も単身でのりこむが犯人に撃たれてしまう。部下の警官が助けに行く。また他の警官が組んでようやく犯人を逮捕する。その瞬間の犯人の顔で映画は終わり。アメリカの犯罪映画ならその後、警官らが語る場面が出てくるのが普通であろう。随分ドライな終わり方である。
ヨーロッパの映画では日本では出さないような場面や部分を平気で映す。本映画でも男性器をそのまま出していた。商業上映ならぼかしていたであろう、国立FAは修正もしていなかった。
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