サミュエル・フラー監督、コンスタンス・タワーズ主演の白黒映画。
冒頭の場面が印象的。女が男をバッグで殴りつけている。激しく殴り続けるので、女の鬘が取れて坊主頭とわかる。女は男からカネを取り去る。
2年後の田舎町。ここへ女が来る。刑事が声をかける。セールスをしていると答えるが娼婦で刑事と一夜を共にする。
この女が障害児施設で看護婦として働き始める。刑事は娼婦が自分の町で偽善的に振る舞っているとして我慢ができず女をなじる。女は更生の機会もないのかと怒る。
この女は評判が良く、町の有力者の金持ちから求婚される。自らの過去を打ち明ける。それでも構わないという男の答え。幸福の絶頂にあった女は衝撃邸な目撃をし、話は急展開する。
かなりショッキングというか作り物めいた話で、一度観たら忘れないであろう。アメリカの偽善を追及した映画らしい。町の刑事がともかく全く人の話を聞かず、自分の思い込みだけで他人を非難するばかりで、なにか漫画的に見えてきた。「事件」が起こってから非常に非現実な進行になっているという感じ。
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