サミュエル・フラー監督による白黒映画。
記者が殺人事件の真相を探ろうと精神病院へ患者のふりをして潜り込む。
精神病院はまさしくそのイメージそのもの。今では色々言われるからこういう描き方が出来なくなったし、あまりに型通りといった感じ。ただ逆に新鮮(?)というか懐かしい。結末がどうなるか、途中から検討がつく。また患者も人種差別とか原爆製造とかアメリカの抱えていた問題を移しているのだろう。
途中でカラーの場面が数か所入る。その一つが日本なので興味をもって観ざるをえない。鎌倉の大仏への参拝の行列。子供たちが変わった格好が気になる。
映画の展開そのものは新鮮味がないが、細部の描写を観る映画なのだろう。
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