清水宏監督、蒲田映画、101分、八雲恵美子主演、菊池寛の小説の映画化。主人公の八雲恵美子には妹(及川道子)がいる。会社でタイピスト兼専務秘書をしている。
同じ会社に勤める高田稔を好いているが、積極的な妹は高田とデートし、八雲の手紙を誤解した高田は妹に求婚する。ひどく衝撃を受ける。ただ妹のために結婚を祝福してやる。八雲の仕える専務は男やもめで、かねてから八雲に懸想していた。亡妻の三人の子供がいるし年齢差があるが、八雲に求婚する。八雲は迷う。妹は結婚生活が退屈で以前から知っている軽薄な男に誘われ遊ぶ。八雲は専務からの誘いでその家を訪れるが、専務はゴルフに行っていて留守で待っていると、そこの子供から新しくきた女中だろうと言われる。後に専務宅に行った際も家族からからかわれる。
高田は妻とうまくいかず、ある日帰っても妻がいないので実家だろうと家を出ると妻が車に乗せてもらって帰ってくるところだった。高田は妻にあの男は何だと詰め寄る。結婚前からの友人だと答え、高田がうるさいので家出する。なかなか妻は戻らず、高田は八雲に会う。八雲は妹を取り戻してくると約束する。ダンスホールで踊っていた妹を見つけ、強制的に家に連れ戻す。妹は高田と会っても和解する気はなく、姉の諫めも聞かずまた飛び出す。後になって高田は八雲に外国に行くつもりだと話す。映画の最後の見送りで、八雲は高田に帰国した時には妹が迎えに来るだろうと言う。
0 件のコメント:
コメントを投稿