2023年10月28日土曜日

黒の挑戦者 昭和39年

村山三男監督、大映、83分、総天然色、田宮二郎主演。

ホテルで女が風呂から出ると、相手方の男が寝台の上で血にまみれて死んでいる。驚いた女は逃げるが、なぜか雪の降りしきるベランダから降りようとした。その時、誰かの手が女を落とす。田宮扮する弁護士の所に電話がかかってくる。女の声で助けてくれという。田宮が車で駆けつけると電話ボックスの中に女が倒れていた。病院に運ぶが死亡する。妊娠していた。明くる日、ホテルで死体はないが血が大量に残っている事件に、警察が捜査を始めていた。田宮は知っている山茶花究扮する捜査課長と話す。死んだと見せかけ、男が女を突き落としたのではないか。

田宮は女のバッグにあった箱根のホテルで開かれるパーティに行く。みんな仮面をつけている。知り合いのマダムの顔があった。いかがわしい遊戯にふける集まりだった。田宮は久保菜穂子演じる、妖艶な雰囲気のそこの社長にも出会う。マダムは田宮に女殺しに関連した情報を与えると約束するが、今度はそのマダムが殺されてしまう。

これまで様々な悪事をしてきた組織は、田宮が嗅ぎまわるので、消そうとする。まず田宮の女秘書を誘拐する。田宮は追う。また久保との再会がある。組織のボスながら田宮を好きになっていた。自分らが作っておいた仕掛けで死ぬ。残りの悪党どもと拳銃の撃ち合いがあり、警官たちが駆けつけるお決まりの最後となる。

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