アレハンドロ・アメナーバル監督、西、119分。金持ちのプレイボーイである主人公は自分の誕生会に多くの人を招待していた。友人が連れてきたペネロペ・クルスにすっかり惚れ込む。
主人公の元からの恋人は嫉妬し、クルス宅から出て来た主人公を車に乗せる。非難しながら猛スピードで走らせる。車は転倒する。これで相手の女は死んだ。主人公は命を取り留めたものの顔に傷を負い、醜い容貌になった。クルスに会う。バーで待ち合わせたが、クルスは友人を連れていた。やけを起こした主人公は道で寝てしまう。医師団に顔を元通りにすべく要求してきた。初めは仮面を作って主人公を怒らせたが、遂には画期的な治療が出来るようになったという。その手術を受ける。時間が経ち包帯を取ったら元の顔に戻っていた。すっかり幸福になり、クルスとの交際が復活できた。しかしある日、横で寝ていたクルスの顔を見ると、死んだ元の恋人だった。驚愕した主人公は、クルスをどうしたと詰め寄る。しかし相手の女は自分がクルスだと言い張る。最後にはその女を絞め殺してしまう。
映画は殺人の罪に問われた主人公が精神科医と話すところが初めの方に出てくる。映画の多くの場面はその対談での回想になっている。主人公は夢で、ある施設に行って署名する場面を朧気ながら記憶している。テレビを見ている時、それがどこか分かる。医者と刑務官と共にその施設、企業に行く。企業は人生を延ばすため冷凍状態にして、生前の生活と繋いで、あたかも生きているよう夢を見させる治療というか処置を施していた。だから主人公の周りはみんな夢なのだと言われる。この夢を覚ますため、主人公がビルの屋上から飛び降りる。暗闇の中でオープン・ユア・アイズと言われて映画は終わり。
0 件のコメント:
コメントを投稿