2022年1月30日日曜日

赤ずきんちゃん気をつけて 昭和45年

森谷司郎監督、東宝、89分。

庄司薫の原作も話題になったが、本映画では後に東映の会長となる岡田裕介が主演をしていて、若者の心理を時代の中で描いている。東大の入試が中止になった年、主人公は日比谷高校の高校生である。足にけがをする。その痛い足で外に出る。恋人がいる。醒めた関係に見える。医者に行き女医に妄想を抱く。自分の生き方に疑問を持つが、何をどうしていいか分からない。友人が来て何やら思想、思弁を一席ぶつ。主人公は大学受験自体やめることにした。

若い者の焦燥感と無気力が、当時を背景として描かれている映画である。

0 件のコメント:

コメントを投稿