小林恒夫監督、東映、(月光仮面、51分)(絶海の死斗、51分)、白黒映画。
テレビで絶大な人気を得た月光仮面シリーズの映画化である。この2作はどくろ仮面が悪役で前後篇になっている。配役はテレビ版と異なっている。
日本の科学者が新型爆弾を発明した。その爆弾の秘密を奪おうとするどくろ仮面一味との対決を描く。月光仮面の初登場であり、知らない者たちに名のる場面がある。科学者には娘がいてそれを誘拐しようとするなど、たいていの活劇物に出てくる要素が次々とみられる。月光仮面が敵方の手下に化けてどくろ仮面に泡を吹かすなどである。月光仮面の登場はご都合主義もいいところで、理屈で考えたら不可能でも現れてくる。これも少年向きの映画ならおなじみであろう。難しい理屈を言わずに楽しむ映画である。
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