2017年5月27日土曜日

ナイトライフ Nočno življenje 2016



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スロヴェニア=ボスニア・ヘルツェゴビナ=マケドニア共和国映画。ダミアン・コゾレ監督。
弁護士が半裸で、犬に噛まれた傷だらけ、意識がない状態で道路脇の舗道に横たわっている。若者たちが見つけ救急車に連絡する。
弁護士の夫人へ連絡がいく。病院に駆けつけると重体で医師に聞いても、安否がはっきりしない。犯罪の疑いがあるので、夫人は警察に連れていかれ色々聞かれる。彼女もどうしてこんなことが起きたか全く訳が分からない。

実は弁護士が発見された時、性具が脇にあった。夫人は病院に着いて意識のない弁護士に会った時、それを盗んでバッグに入れた。醜聞を恐れる彼女は始末する。
映画はこの謎を解き明かす、というものでない。結局どうしてこうなったかは分からないままである。映画はこのような状況に追い込まれた女主人公、弁護士の夫人の戸惑いを追って行く。何か女の心理について説明があるわけではない。凡て不明のままの映画なのである。
この映画の元になる事件が2010年に実際に起こったらしい。これはその後延々とインターネットなどで話題になった醜聞ということだ。
 
映画とは関係ないが、29/5/27のフィルムセンターの上映では英語字幕しかなかった。英語字幕でいいのだが、その文字が非常に小さく今病気で目が悪くなっているので良く見えず苦労した。字幕の背景が白で読みにくいとはよくあるが、文字が小さすぎての経験は初めてである。

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