フランス映画、アルノー・ラリユー、ジャン=マリー・ラリユー監督。
疎遠だった母の死の知らせを聞き、女主人公は山村に行く。そこの大きな館で亡くなった母と再会する。女管理人のパティーと会う。彼女は自らのセックスの話を、のべつまくなし喋りまくる。明くる日、母の死体は消えていた。憲兵隊に捜索を頼む。
老人がやって来る。彼は生前の母と知り合いで、たまたま来たのだが、死を知って驚く。母の蔵書から彼が有名な作家ではないかと疑う。また夫へ電話して、夫の言から、もしかしたら自分はその老人と母の間の子ではないかと思い始める。
母親の死体失踪について、憲兵隊の隊長の話でおぞましい可能性も聞かれる。更に変質者がいて、それがやって来た老人ではないかという、疑いさえ聞かされる。皆で食事の時、気味の悪い可能性の話になってもパティーは笑いにして、老人は気に入る。
ともかくセックスや君の悪い話など、普通には禁忌の事柄を登場人物、特に題名に使われるパティーがなんのてらいもなく話しており、随分変わっていると印象を残す。
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