2017年5月25日木曜日

坂井豊貴『ミクロ経済学入門の入門』岩波新書 2017



 商品の詳細
経済学の基礎であるミクロ経済学の教科書は数多く出ている。ただ分かりやすい入門書はあまりないとの認識で本書は、通常の入門書より易しくする、それで入門の入門とした。
内容は極めて標準的な、正統的なものである。普通の教科書とは違った視点なり、異なった接近法によって経済学を説明しようとするものではない。
無差別曲線から始まり、予算、需要曲線、供給曲線などを経て、リスクや再分配などに至る、話題としてはミクロ経済学の本道というべき内容である。

このような著書への需要は、経済学へ関心を持つ者や、従来の入門書では不満を持つ者が多いことを示している。
多くの工夫を凝らした教科書や入門書が出され、経済学的思考等がより共有されるよう望む。

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