右太衛門主演と書いたが、そう書いてもいいか一瞬迷う。真ん中あたりは出てこないからだ。
七人衆というのは、右太衛門を中心とし、他に大友柳太朗、大川橋蔵、東千代之介、このほかにそれほど有名でない3人が加わった旗本連を言う。
相手役の悪人旗本たちは山形勲ほかで、山形は自分の好きな芸者(花柳小菊)を右太衛門に取られたと憎んでおり、奸計で右太衛門を甲府へ飛ばす。
山形の仲間の老人は若い女性をものにしようとする。この救助に向かった大友は斬られてしまう。また東千代之介の旗本はやもめの子持ちで、他の旗本や女性たちに子供の世話になる。悪徳旗本たちは図ってこの子供を誘拐する。右太衛門も甲府から駆けつけ成敗に乗りだす。
東千代之介が子持ちのやもめという設定は記憶に残る。大友が凄絶に殺されるあたりが一番の見どころかもしれない。
右太衛門が話の真ん中に出ず、若手の出番を主にしようとする作りになっている。
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