2022年6月15日水曜日

警視庁物語 血液型の秘密 昭和35年

飯塚増一監督、東映、56分、白黒映画。

野犬狩りをしている保健所職員が嬰児の死体を発見した。青酸で死んでいる。あざが肩にある。他には手拭が見つかった。被害者を確定すべく、産院や手拭を配布した店に聞き込む。母親と思しき女は分かった。しかし見つからない。
父親のほうもアパートに寄り付かない。女は勤め先の中年所長(東野英治郎)とも関係があったようだ。母親である女の轢死体が見つかった。東野英治郎も、ようやく見つかった父親の若い男も警察で聴取を受ける。
東野は男と結婚するなら今まで使った金を返してもらいたい気でいた。男の方も実際に自分が父親かどうか分からないだろうとふてぶてしい。それなら血液型の検査をしようとなり、医師が来てその場で血液型を調べる。また東野の血液型も調べる。その結果は若い男がやはり父親だった。
死んだ女の手紙が見つかり、それは遺書だった。男とよりを戻したかったが、男はつれなく叶わない。それで幼児を殺し、自分も自殺するとある。男は生まれてこない方がよかった赤ん坊だったと言って去る。犯人を挙げることなく自殺で終了した回。
この年生まれた徳仁天皇の称号にあやかって子供の名を浩と名付けたという説明が出てくる。

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