船を舞台にした恐怖映画。
若い男女数人がヨット、トライアングル号で海に繰り出す。嵐に会い難破する。大きな船を発見、助かったと思う。その船に乗り込むと誰もいない。それに女(主人公)はここを前に見たと言い出す。不思議な指示が書いてあり、しかも誰かいるようだ。男女は次々とその謎の人物に撃ち殺される。主人公は最後にその人物と格闘し、海に投げ込む。すると海上に助けを求めているかつての自分たちを発見する。彼らが乗り込んでくるのを主人公は見る。その中に当然自分自身もいる。そしてまた同じ状況が繰り返されていく。
このように同一状況の繰り返しが映画の大半を占める。映画の最後には更に全体をくくる繰り返しが出てくる。
映画を観ていて当然起こる疑問、なぜあの時こうしないのか、などは改めて書かない。しかし本作に限らず超常現象を扱った映画を観ていると次のような場面がある。
現実にありえない現象を見る。それを他人に言う。聞いた人間はもちろん信用しない。見た人間はなんとかして信じさせようと説得する。しかしありえない話なら信用しないのは当たり前ではないか。普通の人間なら自分の感覚がおかしいかったのかとしか思わない。ありえない話なら人にするはずもない。それが映画は必ず、躍起になって説得しようとするのである。不自然過ぎる。
この映画でも出てくる。またかと思う。
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