2019年2月11日月曜日

押井守『監督稼業めった斬り』 2015、徳間文庫カレッジ

『攻殻機動隊』等の作品で有名な押井守監督による監督論。質問に答える形で、内外を問わず諸監督等を論じ評価する。
監督稼業めった斬り―勝つために戦え! (徳間文庫カレッジ)
対象となるのはキャメロン、三池崇史、手塚治虫、ヴェンダース、リンチ、深作欣二、タルコフスキー、樋口真嗣、北野武、ヒッチコック、実相寺昭雄、ウォウシャフスキー、デル・トロ、ゴダールである。監督についてあれこれ言うだけでなく、監督が勝つ、と言うこととは何かを語る。それはいつも作り続けていける、を指す。

これは映画を制作するという立場からの議論なので、鑑賞者からのと違い新鮮である。
更に一般的な映画論も展開しており、これも面白い。普通の映画評論家の書く著作より、読んでいてためになるという感じ。

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