2025年9月28日日曜日

土と兵隊 昭和14年

田坂具隆監督、118分、日活。火野葦平の小説を映画化したもの。戦時中に実際に戦っている中国で撮影されているため、後年の戦争映画には真似ができない迫真性がある。

中国大陸を行く日本の兵隊たち。戦闘で倒れる者もいる。雑談などの平和な時もある。最後の方の戦闘では敵のトーチカから激しい銃撃があり、兵士らの苦戦が描かれる。敵の兵士は見えない。なんとかトーチカに近づき、手榴弾を投げ込み勝利する。国策映画なので、いかに日本兵が勇敢に戦うか、また兵士たちが和気藹々として仲が良いか、美化されているのは当然である。

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