2025年8月24日日曜日

熱いトタン屋根の猫 Cat on a hot tin roof 1958

リチャード・ブルックス監督、米、108分、ポール・ニューマン、リズ・テイラー出演。テネシー・ウィリアムズの戯曲の映画化。ニューマンが夜中、運動場でハードル跳びをしている場面から始まる。途中で失敗する。ニューマンとテイラーは夫婦であるが、ニューマンはアル中で夫婦仲はあまり良くない。跳びで失敗したニューマンは松葉杖をついている。今日は父親の誕生日で、入院していた父親が戻ってくる。

ニューマンには、子供が沢山いる兄夫婦がいる。ニューマンとテイラーには子供がいない。父親の財産を兄夫婦は狙っており、テイラーも関心がある。なげやりなニューマンはどうでもいいようである。父親を大歓迎する兄夫婦とその子供たち。兄とニューマンは父が先が長くないと医者から聞いていた。父親と母には嘘をつき死なないと言っていた。

戻ってきた父親は、元からニューマンが贔屓で、ニューマンと話をする。ニューマンは話したくないようだ。なぜニューマン夫婦はしっくりいっていないのか。父とニューマンの話の中で少しづつ真相が明らかになっていく。それはニューマンがかつて尊敬していた友人とテイラーの仲を疑っていたからであった。激しい言い争いの中で、ニューマンは父がもう長くないと言ってしまう。父が家族にしてきたこと。金はあったが愛情がなかったのではないかと。父親は自分が長くないと知るが、財産を狙っている兄夫婦の前では長生きするような口をきき、その野望を打ち砕くような口ぶりである。ニューマンは最後にテイラーを自室に呼び、仲を取り戻した。

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