2017年4月13日木曜日

アラビアのロレンス Lawrence of Arabia 1962



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ディヴィッド・リーン監督による英総天然色映画。ピーター・オトゥール主演。
実在の人物トーマス・E・ロレンスを描いた映画。時代は第一次世界大戦当時。帝国主義の時代であり、英、仏など欧州勢力、アラビアを当時支配していたオスマントルコ、その中で独立をめざすアラブ人たちの争いの時代である。この映画が公開された当時、日本でもヒットしたものの、どの程度歴史の認識があったのか。また認識があったとしても現代見る目と当時ではかなり違っているのではないか。
観るのは二度目であり、冒頭のオートバイ事故や最後の場面ほかいくつかは覚えていた。

映画はイギリス生まれながらアラブに親近感を持つ主人公ロレンスがアラブ人たちを助けトルコに手向かう、が大きな筋である。ただ当時のイギリスの政略が交錯し、ロレンスは誠意の人と描かれているものの、実際はどうであったか、と思ってしまう。国際政治の世界に正しい悪いはなく、どの立場も自己を正当化する。それは結果によって決まり、後世が判断する。

しかし映画であり、もっと「映画的」な見方をすべきなのであろう。映像のきれいさ、俳優の魅力、個々の場面の描き方等々であろう。
初見は子供の時であり、当時の方が映画として観たので、楽しめたと思う。

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