ジャスティン・カーゼル監督、豪、112分。1996年、オーストラリアの南、タスマニア島のポートアーサーで起きた大量殺人事件の犯人を描いた映画である。
犯人が犯罪に至るまでの成長の映画なので殺人そのものは出てこない。その直前で映画は終わる。犯人は小さい時から火遊びが好きで、ともかく普通でない、変わっているで留まらない人格である。芝刈りの仕事をしようと家々を回る。雇ってくれたのは中年の裕福な女である。気に入れられる。見栄えが良かったせいかもしれない。自分の家の両親からは持て余されていた主人公は、その中年女と意気投合し、その家に移り住む。金があるので高級車も買ってもらう。アメリカに一緒に旅行に行こうと計画する。空港まで行く時、女の運転する車のハンドルをふざけて(?)回し、車は事故を起こしひっくり返る。女は死亡、主人公も怪我をした。女の遺産をもらい金持になる。父親が欲しかった家を、先に買っていた老人夫婦のところに行き、大金で買い取ろうとするが相手にされない。
銃器屋に行って大量の銃を買う。犯罪の決行日になる。まず老人夫婦の家に行き発砲する。観光地のレストランに入る。食べてからおもむろに銃を取り出す。次の場面はテレビで事件のニュースをしており、母親が外で煙草を刷っている。そこで映画は終わり。
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