井田深監督、日活、90分、白黒映画、蘆川いづみ主演。兄の長門裕之が殺人犯にされてしまい、裁判では死刑を宣告される。その無実の兄を救おうと奔走する蘆川いづみの物語である。
警察の拷問で自白してしまい、アリバイの証言もいいかげんで、死刑判決となる。二審も同様に死刑で、母親は絶望して自殺する。芦川は他人に頼っていてもだめだと自分で証拠集めに全時間を費やす。勤め先も死刑囚の妹では雇えないと首になる。バーのような場所で働く。そこに来た芦田伸介は芦川に同情し、助けようとする。しかし後に芦田が元刑事だと知り、芦川は怒り嫌悪するが、心を取り直して引き続き支援してもらう。証拠が集まったので、日本一の弁護士に頼むべきという芦田の助言で、弁護士を訪ねるが、多忙を口実に全く会ってくれない。芦川は何度も足を運び、7年間証拠を集めてきたというので、弁護士も納得する。
弁護士は資料を見て、警察で自白しているから、これが強制によるものだと証明する必要があると言われる。今は退職している当時の警察官を訪ねる。会っても今の自分の生活を守るため、そんなことは出来ないと断られる。自宅に行き、また会うが相手は承知してくれない。傷心して帰ろうとするとその子供がトラックに轢かれそうになる。芦川は身を挺して子供を助ける。自分は轢かれ入院する。元警官は証言してくれ、兄は釈放が間近になり、芦川に会いに来る。しかし芦川は兄に病室で再会してその場で亡くなる。
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