シオドマク監督、米、103分、白黒映画。エヴァ・ガードナー、バート・ランカスター出演。田舎町のガソリンスタンドで働いているランカスターはいつも行く食堂に、その日は行かなかった。殺し屋二人がそこに来てランカスターを待っていた。それを知らせにランカスターの同僚はランカスターに知らせるが、ランカスターはどうでもいいといった態度だった。後に殺し屋が来てランカスターを殺す。
ランカスターは自分が死んだ場合の保険金を昔いた下宿屋の世話係に払うよう指示していた。保険員がその下宿屋に行き、昔のランカスターについて調べる。係りはランカスターが自殺しそうだったと答える。女に逃げられたかららしい。映画は昔に戻る。ランカスターは酒場でエヴァ・ガードナーに会い、一目ぼれする。後にガードナーが盗品を身に着けていて、刑事(ランカスターの幼馴染)に逮捕されそうになると、自分が盗んだと嘘をつき、刑務所に入る。
ランカスターが刑務所から出てくると給料を強奪する計画が持ち上がっていた。その会合の場で、ランカスターは久しぶりにガードナーに会う。盗んだ金をランカスター抜きで山分けしようとしていたら、ランカスターが現れ、金を攫って行く。ランカスターはガードナーに教えられ、自分抜きで山分けが行われると知ったのである。しかしガードナーは金を持ち逃げする。下宿屋でランカスターが女に逃げられたと絶望していたのはその時である。数年経ってランカスターの居所を突き止めた泥棒が殺し屋を送って殺させたのである。
金はどこにあるのか。ガードナーが持っているはずである。実は泥棒を計画した首謀者とガードナーは夫婦で、それでランカスターが持ち逃げしたようにし、真相が分かるといけないので、他の仲間やランカスターを殺してきた。首謀者は虫の息で警察に告白するが、ガードナーを無実と言わずに死んでしまったので、ガードナーは逮捕される。